日本海洋学会2019年度秋季大会
海洋科学コミュニケーション実践講座(Communicating Ocean Sciences to Informal Audiences, COSIA)とは、 教育に関わる活動を開発・実践する人々が、学習者が能動的に学ぶ海洋学習の場をつくるスキルを身につけるために、米国カリフォルニア大バークレイ校の the Lawrence Hall of Science (LHS, UCB)において開発された講座(全10回)である。今回の体験ワークショップでは、 その一部として、「海の出前授業」などで、海の知識を様々な人に「伝える」際に配慮する必要のある事項を学び、考える 場を提供する。
海洋科学の指導や教育に携わる人々にとって、多様な人々に質の高い海洋科学教育を提 供する海洋科学コミュニケーション活動の計画立案やプログラム開発をおこなう際には、 学習者の多様性や公平さに配慮し、学習者が好奇心を持って能動的に学べる環境をつくる ことが不可欠である。そこで、今回の体験ワークショップでは、参加者がこれまでにおこ なってきた海洋科学コミュニケーション実践を題材にして、多様な学習者に配慮した学習 環境を作る要素(教材や問いかけ方)、学習の流れ(学習の構成と展開)に着目して、実践 の振り返りを試みたい。学習者同士の、また教材とのかかわりを高めることによって、学 習者の参加度、満足度を高められるコミュニケーション実践の作り方について考える。
なお、本イベントは日本海洋学会の非会員でも大会参加登録せずに参加できます。
第8回「COSIA体験ワークショップ」開催報告
開催後に掲載致します